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目次
- 1 債務整理(任意整理)の費用が安い弁護士・司法書士事務所はどう選ぶ?
- 2 任意整理の費用をシミュレーションしてどこの事務所が安いか確認する
- 3 任意整理の費用が安い弁護士・司法書士事務所おすすめ4選
- 3.1 解決報酬・減額報酬などは不要で相談できる「赤瀬事務所」
- 3.2 全国6支店で着手金・基本報酬がそれぞれ11,000円で相談できる「みどり法務事務所」
- 3.3 相談実績数や解決金額は業界トップクラス「ベリーベスト法律事務所」
- 3.4 リーズナブルな費用で解決「はたの法務事務所」
- 3.5 基本報酬と着手金それぞれ2万円で相談できる「東京ロータス法律事務所」
- 3.6 オンライン面談の相談が可能「阪神法務事務所」
- 3.7 全国対応で長くインターネット相談に対応してきた「弁護士法人サンク総合法律事務所」
- 3.8 他社と比べて費用が安いワケとは?
- 3.9 新型コロナウイルス感染予防のためのオンライン面談、電話相談にも注目
- 4 任意整理の費用が安い事務所まとめ
債務整理(任意整理)の費用が安い弁護士・司法書士事務所はどう選ぶ?
任意整理は借金を減額、または返済期間の延長、返済回数を伸ばすことで毎月の返済の負担を軽くする債務整理の一つの方法です。
任意整理の他に借金問題を解決する手段として自己破産や個人再生、特定調停があります。ただし、基本的にそれらはご自身で手続きすることが可能ですが、時間と労力、簡単にできるようなものではありません。
借金の負担を軽くするとはいえ、借金の返済は続くわけですから任意整理後も完済まで続ける必要があります。
そこで問題は弁護士や司法書士に支払う任意整理費用。
これが意外とバカにならない額なので、任意整理を行ったとしても支払い費用が多ければ意味がありません。
よくあるパターンとして、20万円の減額交渉がまとまったとして、それでも多重債務だったこともあり合計20万円の弁護士費用がかかったケースもあります。
結局20万円減額しても20万円払うならあまり意味がありません(返済期間の伸延で毎月の返済金額が減るなどのメリットはあります)。
ですので、できるだけ支払報酬も安く抑えて可能な範囲で返済を続けていくのがベストです。
任意整理とはそもそも何か、については以下をご覧ください。
「任意整理」とは、取引開始時にさかのぼって利息制限法の上限金利(15~20%)に金利を引き下げて再計算すること(引き直し計算)により借金を減額した上で(※1)、原則として金利をカットし、元本のみを3年程度の分割で返済する内容の和解を貸金業者と結び、以後この和解内容に従って返済を続けることで、借金を整理する手続きです。
任意整理にかかる費用
費用のポイントとしては着手金と基本報酬です。
加えて、借金が減額できた金額に対して成功報酬をとるケースがあります。
任意整理の費用相場はざっくり下記の通りです。
着手金 | 無料~5万円 ※債権者1社あたり |
基本報酬(成功報酬) | 無料~5万円 ※債権者1社あたり |
減額報酬 | 減額できた金額に対して10%の報酬 |
過払い金請求の成功報酬 | 返還できた金額に対して20%の報酬 |
着手金が無料の場合は基本報酬がかかり、基本報酬が無料なら着手金として費用がかかることがあります。
ですので、相場として着手金+基本報酬をあわせるとだいたい1社あたり5万円以上はかかるのが一般の事務所の相場です。
以下、参考としてあげていますが、日弁連や日本司法書士会などで報酬基準の指針を定義しており、これらから大きく逸脱していなければ問題はありません。料金が高いのは問題ですが、安い分には事務所個々の営業方針によるものなので明らかに安いから危ないということではありません。
任意整理をするにはどれくらいの費用がかかる?
任意整理の費用は、主に弁護士や司法書士への報酬です。弁護士に依頼した場合は、(貸金業者)1社あたり3~5万円+減額報酬(10%~20%)が目安とされています。引用元:任意整理にかかる専門家への費用と相場(司法書士法人みつ葉グループ)
参考:日本弁護士連合会報酬基準
債権者1社あたりにかかる費用が安い事務所を選ぶ
多くの司法書士、弁護士事務所では債権者(つまり、お金の借り先企業)が多ければ多いほど事務所に払う費用が増えるという料金体系をとっています。
多重債務の方には厳しい制度です。
債権者が1社だけならそれほど差が出ませんが、債権者数が多ければ多いほど費用が安い事務所と高いの事務所の金額差が大きくなります。
ですので、できるだけ債権者1社あたりにかかる費用が安い事務所を選びましょう。
減額の成功報酬については減額できた額に対して10%を必要とする事務所が多いですが、実際問題それほど大きく減額できるケースは稀なため、この減額報酬が安いかどうかは気にする必要はありません。
任意整理の費用をシミュレーションしてどこの事務所が安いか確認する
このページで紹介する事務所の中から司法書士法人の赤瀬事務所と大手法律事務所で相場通りの料金設定を行うアディーレ事務所を例に任意整理の料金・費用を確認、比較してみたいと思います。
当サイトで、任意整理にかかる費用をシミュレーションできますのでこちらを利用して本当に安いかどうか比較していきます。
今回、任意整理にかかる費用(弁護士や司法書士への支払い報酬金)を債権者数の違いで3パターンで比較します。
任意整理は債権者数に応じて着手金や成功報酬が設定されていますので、これらの金額の費用設定次第で大きく変動し、他の事務所と差がつくところとなっています。
また、減額できた金額でも最終的に払うべき費用が変わります。ただし、ほとんどの事務所は減額報酬10%で設定していますので金額に差は出ないことがほとんどです。
なお、過払い金請求による減額報酬はこのシミュレーションでは加味していません(通常は過払い金請求成功報酬は20%となります)。
任意整理費用の比較条件
司法書士法人赤瀬事務所 | アディーレ法律事務所 | |
相談料 | 0円(無料) | 0円(無料) |
着手金 ※債権者1社あたり |
0円(無料) | 44,000円 |
基本報酬(解決報酬) ※債権者1社あたり |
22,000円 | 11,000円 |
減額報酬 | 11% | 11% |
その他諸条件 | ・過払い金無し ・債権者からの訴訟無し ・和解交渉による減額できた金額は合計20万円とする ・諸費用は考慮しない ・上記費用は消費税抜き |
債権者数1社の場合
お金の借り先金融機関が1社の場合は以下の通りとなりました。
司法書士法人赤瀬事務所 | アディーレ法律事務所 | |
計算式 | 解決報酬22,000円+減額報酬22,000円(20万円×0.11) | 着手金44,000円+基本報酬11,000円+減額報酬22,000円(20万円×0.11) |
費用合計 | 44,000円 | 77,000円 |
債権者数3社の場合
お金の借り先金融機関が3社の場合は以下の通りとなりました。
司法書士法人赤瀬事務所 | アディーレ法律事務所 | |
計算式 | 解決報酬22,000円×3社+減額報酬22,000円 | 着手金44,000円×3社+基本報酬11,000円×3社+減額報酬22,000円 |
費用合計 | 89,000円 | 187,000円 |
債権者数5社の場合
お金の借り先金融機関が5社の場合は以下の通りとなりました。
司法書士法人赤瀬事務所 | アディーレ法律事務所 | |
計算式 | 解決報酬22,000円×5社+減額報酬22,000円 | 着手金44,000円×5社+基本報酬11,000円×5社+減額報酬22,000円 |
費用合計 | 134,000円 | 297,000円 |
任意整理の費用比較まとめ
上記の3パターン、債権者数の数によって大きく費用が異なることが見えたと思います。
債権者数が増えれば増えるほど費用は高くなり、上記2社の費用差は大きくなることがわかります。
多重債務といえる5社からの借り入れとなると、赤瀬事務所は13万円の費用に対して、アディーレ法律事務所は29万円となり、任意整理の費用さは15万円以上広がってしまいます。
以下より、任意整理にかかる費用が安い弁護士・司法書士事務所を4つ紹介します。
任意整理の費用が安い弁護士・司法書士事務所おすすめ4選
全国対応(全国どの地域に居住されていても債務整理の相談可能)の事務所の中から厳選して紹介します。
解決報酬・減額報酬などは不要で相談できる「赤瀬事務所」
まずは1つ目、司法書士法人赤瀬事務所です。
債務整理に特化した司法書士事務所の赤瀬事務所は任意整理の着手金は0円~、解決報酬が1社あたり22,000円と業界でもかなり安い事務所です。それでいて、解決報酬などの他社で別途かかる基本報酬は不要のため、着手金と減額報酬のみの費用となるので相場よりかなり安い費用で任意整理を行うことができます。
金融業者1社からのみの借り入れなら22,000円プラスαのみの費用で解決が可能です(別途かかる諸経費の可能性や有無は状況によって異なるので確認が必要です)。
加えて、過払い金や任意整理含め、借金が減る可能性があるかどうか事前に無料診断を行った上で面談を行うので、金銭面での解決のイメージを持って話ができるのでおすすめです。
特徴 |
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費用 | 着手金:0円~ 解決報酬:22,000円~ ※分割払い対応、税込 |
地域 | 全国対応 |
\安い費用で任意整理を依頼できる!/
全国6支店で着手金・基本報酬がそれぞれ11,000円で相談できる「みどり法務事務所」
みどり法務事務所では全国対応する司法書士事務所で全国に6拠点で展開しています。
債務整理を専門に相談対応する事務所で、比較的規模が大きな事務所のため相談実績、解決金額は上位でスタッフの経験値も豊富なので安心して相談できます。
なによりも特徴的なのは着手金と基本報酬がそれぞれ11,000円(債権者1件あたり)なのでリーズナブルな料金で相談できるのも相談者にとってはメリットになるでしょう。
着手金と基本報酬が安いというのはご自身がどれだけの債権者(お金を借りた金融業者)の数を把握しきれていない多重債務のような場合でも大手事務所よりも圧倒的に費用を安く抑えて解決が可能です。
特徴 |
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費用 | 着手金:11,000円~ 解決報酬:11,000円~ ※分割払い対応、税込 |
地域 | 全国対応 |
\借金減額診断からの借金相談がスムーズ/
相談実績数や解決金額は業界トップクラス「ベリーベスト法律事務所」
ベリーベスト法律事務所は任意整理の場合、相談無料で解決報酬金が1社あたり22,000円(税込)となっています。
負債額に応じた費用設定になっているので、安心して手続きをすることができます。
成功報酬については、取り戻した過払い金の22%(裁判ありの場合27.5%)、現在返済中だった場合は減額できた額の11%です。
また、1社あたり140万円を超える借金は司法書士では取り扱えず、弁護士に依頼する必要があります。高額な借金となっている方は、弁護士へ相談してみましょう。
拠点数は全国No.1で国内73か所に展開(※2023年11月現在)、約350名(※2023年8月現在)の弁護士が在籍する日本でもトップクラスの規模の大手法律事務所です。
各分野、経験豊富な担当弁護士を中心に構成された専門チームが存在し債務整理も同様に専門チームが対応をしてくれます。実績と安心で現在もたくさんの借金問題解決にむけて対応しています。
特徴 |
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費用 | 任意整理の場合 手数料:(1社あたり)0円〜 ※負債額に応じます。手数料が0円になるのは負債額が10万円未満の場合です。詳しくはお問い合わせください。時効援用が成立した場合、手数料の上限は55,000円(税込)となります。 解決報酬金:(1社あたり)22,000円(税込) 成功報酬:取り戻した過払い金の22%、裁判ありの場合27.5% ※現在借金を返済中だった場合、減額できた金額の11% 事務手数料:44,000円(税込)/1案件につき ※金額は状況によって異なります。 詳しくはお問い合わせください。 ※個人再生、自己破産の費用についてはお問い合わせ時にご確認ください。 |
地域 | 全国対応 |
\借金減額診断からの借金相談がスムーズ/
リーズナブルな費用で解決「はたの法務事務所」
続いて、はたの法務事務所です。
こちらも以下のページでも紹介していますが、任意整理の基本報酬が1社あたり2万円と業界でもかなり安い事務所です。
全国出張サービスもあるので、事務所への訪問が難しい方でも面談での相談が可能です(要予約)。
特徴 |
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費用 | 着手金:無料 基本報酬:20,000円(債権者1社あたり) ※分割払い対応、税別 |
地域 | 全国対応 東京、関東地方 |
基本報酬と着手金それぞれ2万円で相談できる「東京ロータス法律事務所」
続いて、東京ロータス事務所です。
こちらも以下のページでも紹介していますが、任意整理の基本報酬が1社あたり2万円と業界でもかなり安く、着手金も2万円、諸経費で5,000円かかりますので、最低45,000円から任意整理が可能です。
こちらは全国無料相談会の開催や出張相談も応相談で可能ですし、24時間365日、土日祝日夜間も相談可能など、忙しい方、地方の方も気軽に相談できる環境が整っています。
特徴 |
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費用 | 着手金:22,000円(債権者1社あたり) 基本報酬:22,000円(債権者1社あたり) ※分割払い対応、税込 |
地域 | 全国対応 東京、関東地方 |
オンライン面談の相談が可能「阪神法務事務所」
阪神法務事務所では関西圏を中心に債務整理の相談・解決に対応する司法書士事務所です。
全国対応で来所不要でオンライン面談で司法書士と面談できるので遠方の方でも相談できます。また、LINEによるメッセージのやりとりもできるので気軽に相談できるのも特徴です。
任意整理は債権者1社あたり22,000円~となっていますので比較的リーズナブルで、簡単な減額診断を行うことで一定の和解シミュレーションや毎月の返済・減額金額を相談前に確認できるので相談がスムーズです。
特徴 |
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費用 | 着手金:無料 解決報酬:22,000円(債権者1社あたり) ※分割払い対応 自己破産:330,000円、手数料110,000円 個人再生:350,000円、手数料110,000円 ※別途実費が必要(司法書士の簡裁代理権内での業務) |
地域 | 全国対応 |
\借金減額診断&過払い金請求で現金が戻るか確認できる/
全国対応で長くインターネット相談に対応してきた「弁護士法人サンク総合法律事務所」
最後にサンク総合法律事務所です。
こちらは以下のページでも紹介していますが、2020年以降料金体系を見直し、任意整理の着手金及び基本報酬が1社あたり1万円と業界でもかなり安い料金となっていましたが、若干値上げし、標準的な料金体系となりました。
それでも実績や親身な対応、全国対応で遠方の方でも相談いただけるのでおすすめできる事務所です。24時間365日受付なのも嬉しいポイントです。
特徴 |
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費用 | 着手金:55,000円(債権者1社あたり) 基本報酬:11,000円(債権者1社あたり) ※減額報酬0円、分割払い対応、税込 |
地域 | 全国対応 大阪、関西地方 |
他にもグリーン司法書士やアストレックス司法書士も比較的費用を抑えて債務整理の対応をしてもらえるので検討可能です。
他社と比べて費用が安いワケとは?
上記で紹介した事務所は全国的にもかなり安い費用で任意整理が行える事務所です。
日弁連や日本司法書士会の報酬体系よりも相当安くなっていますが、問題はあるのでしょうか。そして、安い料金には何か理由があるのでしょうか。
安い費用の事務所がサービスが良くないというわけではありませんし、大手事務所が高すぎるというわけではありません。安い事務所は安いなりの工夫をしています。
例えば支店を多く持たずに1つの事務所で全国対応、債務整理に特化した運営を行っています。大手事務所にも理由があります。多くのスタッフを抱え、支店をたくさん持ち、電話応対の時間が長いなど、その分コストをかけています。
ですので、費用に大きな差が生まれています。
新型コロナウイルス感染予防のためのオンライン面談、電話相談にも注目
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、多くの事務所は電話相談やオンライン面談にも力を入れるようになりました。
全ての事務所が対応しているというわけでもありませんし、弁護士の規約などでは対面での相談が基本となっていることから借金解決まで全て最後まで弁護士や司法書士と面談しないで終わることはありませんが、初回の相談などオンライン面談や電話での相談、LINEでの問い合わせ対応など会わなくても(遠隔でも)相談できるような体制が整いつつあります。
こういったオンライン相談は今後さらに広がると予想され、事務所側にとって利便性を相談者に提供することが求められます。
そうした中でも安くて便利に、手間がそれほどかからず相談できるのは相談者にメリットがありますので、オンライン面談などで気軽に相談できるような事務所を選んでいくことも重要となってくるでしょう。
任意整理の費用が安い事務所まとめ
今回、任意整理の費用が安い法律事務所、司法書士事務所を4つ紹介し、実際に債権者数に応じてどう費用が異なるか比較してみました。
お金が無い中での任意整理の相談なのでできれば安いほうが良いという方は当ページの4つの事務所を参考に、まずは相談して感触を掴んでみてください。
ここで紹介する事務所は債務整理に特化したサービスを行っている事務所で、全国対応で地方・遠方の方の相談にも対応しています。
新型コロナウイルス感染症予防のためにオンライン面談、電話相談を強化している事務所が増えていますので遠方でも相談しやすい環境が整いつつあります。
近くに事務所がない、エリアが近すぎるのに抵抗がある方はオンライン面談など、全国対応している事務所を検討してみてください。
全国対応の事務所で任意整理費用を含めた自己破産や個人再生の費用や特徴など債務整理の比較については以下の記事をご覧ください。
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